不動産三冠資格(トリプルクラウン)は、「宅地建物取引士」、「管理業務主任者」、「マンション管理士」と言われています。
今回はその中のひとつである宅地建物取引士試験のおすすめテキスト、問題集、勉強方法について紹介したいと思います。
宅地建物取引士の独学での勉強方法、おすすめのテキスト、問題集
おすすめのテキスト
テキストによっては、本文と横に別の一口メモのようなものがあるものがありますが、問題集で分からないときに、その両方見る必要があるので調べにくいと思いました。
その点、このテキストはレイアウトがシンプルで、使いやすいと思います。
おすすめの問題集
テキストと問題集は出版社をそろえた方が調べやすいと思います。
「パーフェクト宅建 過去問12年間」では解答にテキストの項目が書いてあるので、同じシリーズの基本書ならすぐに調べることができます。
不要なもの
予想模試、マンガ、要点整理、予想問題集
学習方法
学習開始
勉強を開始したのは4月からですが、5月から8月までは忙しくて勉強していませんでした。
8月の終わり頃からやっと勉強を再開することができるようになりました。
学習方法ですが、平日の空いた時間にテキストを読んでいきました。週末には土日の2日間をかけて過去問題の1年分を解いていきました。
5問を解いたら、答え合わせと「該当部分のテキストを読む」を繰り返しました。
学習中盤
5問づつ解く方法から、1年分を連続して答える練習を始めました。
この段階では、20問/50問程度しか正解できませんでした。
直近の過去3年分をこの方法で解答した後、理解ができていないところを中心にテキストで調べ、宅建業法、宅地造成等規制法、国土利用計画法、登録免許税、固定資産税、民法(賃貸借)、借地借家法を自分なりにノートにまとめました。
その後に、また次の過去3年分を解いて、自分のまとめノートを完成させていきました。
このあたりでは、だいたい30問/50問ぐらいは正解できるようになります。
残り4年分(全部で10年分の問題集)はだんだんテキストで調べる必要が少なくなってくるので、土日の1日で1年分を回答し、これが分かっていたら正解できたという知識を出てきた順番にメモしていきました。(現在のおすすめ問題集は12年分になっています)
学習終盤
10月の週末は1日で2年分の問題を解いていきました。
このあたりで35問~40問/50問程度は正解できるようになります。
結局10年分の問題集を1周と3年分ほどやりました。(現在のおすすめ問題集は12年分になっています)
試験の当日に統計問題の資料を暗記しました。ちなみに民法については、問題にでてきて何回も間違えた知識を覚えるだけにしました。
建築基準法は覚える項目が多いので、思い切って学習しないこに決めました。
試験概要
宅地建物取引士とは
定義
宅地建物取引士とは、試験に合格し、試験を実施した都道府県知事の資格登録を受け、かつ、当該知事の発行する宅地建物取引士証の交付を受けた者をいいます。
宅地建物取引士の業務
宅建業法第35条に定める重要事項の説明、重要事項説明書への記名押印及び同第37条に定める書面(契約書等)への記名押印は、宅地建物取引士が行う必要があります。
受験資格
年齢、性別、学歴等の制約はありません。
誰でも受験できます。
合格率
平成23年度 16.1%
平成24年度 16.7%
平成25年度 15.3%
平成26年度 17.5%
平成27年度 15.4%
平成28年度 15.4%
平成29年度 15.6%
平成30年度 15.6%
令和元年度 17.0%
令和2年度(10月) 17.6%
令和2年度(12月) 13.1%
令和3年度(10月) 17.9%
令和3年度(12月) 15.6%
試験申込
インターネットで受験申込できます。
受験料の支払は、クレジットカードまたはコンビニ決済が選べます。
試験申込受付は、
7月初旬から8月中下旬
です。
試験日
10月または12月
10月の受験者が定員を上回った場合は、12月試験があります。
どちらの月になるかは、受験者が選ぶことはできません。
試験地
各都道府県
受験手数料
7,000円(非課税)
試験当日
試験当日は試験会場で試験開始時間まで統計資料と自分のメモを覚えていました。
試験が開始されたら、一番に統計資料の問題を解き、そのあとは第一問から順番に解いていきました。
合格しました
民法や宅建業法など、まんべんなく7割程度の正解率でした。
宅建業法は、過去問では9割程度は正解できていたのに、本番では7割しか正解できなかったために、かなりきわどい点数になってしまいました。
まとめ
今回は『宅地建物取引士の独学での勉強方法、おすすめのテキスト、問題集』を紹介してきました。
宅地建物取引士は、不動産関係の資格の中では最も基本的かつ有名な資格です。
不動産の基本的な知識も得られるので、不動産の仕事をしていない方にも役に立つと思います。
不動産三冠資格(トリプルクラウン)の最初の一歩にするのも良いと思いますので、挑戦してみてください。
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