日商簿記試験に挑戦したら、その知識を使って他の資格をついでに取りたくなりますよね。
そこで、おすすめするのは「建設業経理士2級」です。
独学で十分取得できます。
それでは、建設業経理士2級のおすすめテキスト、問題集、勉強方法を紹介したいと思います。
建設業経理士2級の独学での勉強方法、おすすめのテキスト、問題集
おすすめのテキスト
おすすめポイント
このテキストの売りは、ゴエモンというネコのキャラクターが会社経営を通じて読者と一緒に学んでいくというものです。
これは、無視して考えた方が良いです。
この本の一番良いところは、文書のレイアウトに余裕があって見やすいところにあると思います。
価格は税別約1,200円です。
ダメなところ
索引で調べられる項目が少ないのが、少し使いにくいと思います。
これは、簿記で使った「スッキリわかるシリーズ」も同じでした。
簿記の場合には、同じTAC出版で「みんなが欲しかった」シリーズがあり、こちらは索引が充実していました。
同じスッキリシリーズに問題集もありますが、必要ないと思います。
おすすめの問題集
この問題集は、過去問題12回分が掲載されています。
前半に「攻略テクニック」として、第1問から第5問までの解き方の説明があります。
価格は税別約1,600円です。
勉強方法
テキスト
まず、テキストを1回読んでみます。
特に何かを覚えようとする必要はありません。
次に、過去問題集の「攻略テクニック」を読んでみます。
ここも、良く分からなくても大丈夫です。
問題集(1週目)
そして、過去問題集の最初の1回分をやってみます。
時間は気にしないで、ゆっくり考えてみます。
これは、もちろん十分な回答はできません。
ちなみに、最初の1回分を採点してみると、50点ぐらいしか取れませんでした。
ここで、間違えた部分をテキストに戻って確認します。
この時点では、まだテキストにアンダーライン等は引かないでください。
最初にテキストを読んだときより、目的がはっきりしているので、多少は頭に入ってきます。
時間短縮のため、毎回、第5問の法人税の計算はしません。(それ以前が全て正解でない限り正解できないので、この段階では意味ありません。)
同様に2回分から12回分をやっていきますが、50点から70点ぐらいしか取れませんでした。
問題を解いた後、分からないところをテキストで調べるので、時間がかかります。
問題集(2週目)
ここから、問題集の2週目に入ります。
2週目は、時間を計って問題を解いていきます。
ここからは、いきなり90点台から100点ぐらいが取れます。
この段階で間違えたり、覚えていなかったりした部分は、テキストにアンダーラインや付箋を貼っておきます。
解答用紙は問題集に付属していますが、TACのホームページからダウンロードできるので、それを印刷して使います。
電卓
この試験は電卓を持ち込むことができます。
おすすめの電卓は、CASIOの本格実務電卓「JS-20DB」です。
何が良いかというと、まずは見た目です。
単純にシルバーの外観がカッコイイです。
安物にはない、所有欲を満たす佇まいがあります。
なにごとも形から入る私のような人には、特におすすめです。
機能的にも早打ちが可能な「ロールオーバー機能」や、打ち間違いを防ぐ工夫がされています。
価格は約7,000円です。
もし、こんな高いのでなくても良いと思う方は、最低次の条件を満たすものがおすすめです。
1.手のひらサイズ・・・大きすぎても小さすぎても使いにくいです。
2.12桁の入力ができること・・・過去問では8桁で対応可能なようです。
3.MC,MR,M-,M+が独立していること
4.日数/時間計算ができること。・・・この試験では不要ですが、簿記に流用するならあった方が良い。
試験概要
民間資格
建設業経理士検定試験は、建設業法で規定されている国土交通大臣登録経理試験です。
1級、2級合格者は、公共工事の入札可否の判断の資料となる経営事項審査の評価対象の1つになっています。
受験資格
制限はありません。
合格率(2級)
第22回(平成29年 9月10日実施) 37.2%
第23回(平成30年 3月11日実施) 44.7%
第24回(平成30年 9月9日実施) 33.7%
第25回(平成31年 3月10日実施) 30.8%
第26回(令和元年 9月8日実施) 41.4%
第27回(令和2年 9月13日実施) 62.5%
第28回(令和3年 3月14日実施) 41.1%
第29回(令和3年 9月12日実施) 39.5%
第30回(令和4年 3月13日実施) 44.8%
第31回(令和4年 9月11日実施) 33.8%
第32回(令和5年 3月12日実施) 35.4%
第33回(令和5年 9月10日実施) 42.2%
試験申込
インターネットで受験申込できます。
受験料の支払は、クレジットカードまたはコンビニ決済が選べます。
試験申込受付は、
5月中旬から6月中旬(上期)
11月中旬から12月中旬(下期)
です。
試験日
9月上旬(上期)
3月上旬(下期)
試験地
全国47地区(上期)
北海道・東北 札幌 青森 盛岡 仙台 秋田 山形 福島
関東 水戸 宇都宮 前橋 草加(埼玉県) 千葉 東京 藤沢(神奈川県)
中部 新潟 富山 金沢 福井 甲府 松本(長野県) 岐阜 静岡 名古屋
関西 津 大津 京都 大阪 神戸 奈良 和歌山
中国 倉吉(鳥取県) 松江 岡山 広島 山口
四国 徳島 高松 松山 高知
九州・沖縄 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
全国51地区(下期)
北海道・東北 札幌 旭川 函館 帯広 青森 盛岡 仙台 秋田 山形 福島
関東 水戸 宇都宮 前橋 草加(埼玉県) 千葉 東京 藤沢(神奈川県)
中部 新潟 富山 金沢 福井 甲府 長野 松本(長野県) 岐阜 静岡 名古屋
関西 津 大津 京都 大阪 神戸 奈良 和歌山
中国 倉吉(鳥取県) 松江 岡山 広島 山口
四国 徳島 高松 松山 高知
九州・沖縄 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
受験手数料
7,120円(消費税込)
まとめ
今回は『建設業経理士2級の独学での勉強方法、おすすめのテキスト、問題集』を紹介してきました。
日商簿記試験に挑戦したら、知識が薄れないうちに「建設業経理士2級」に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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