以前、FP2級を「資産設計提案業務」で合格することができたので、FP1級も受験することにしました。
このFP1級試験のおすすめテキスト、問題集、勉強方法について紹介したいと思います。
FP1級(学科)の独学での勉強方法、おすすめのテキスト、問題集
おすすめのテキスト
TAC出版から出ている「合格テキスト」を使いました。
全部で6冊あります。
金財からでている「合格ターゲット1級FP技能士特訓テキスト・学科」も購入しましたが、内容は良いのですが、レイアウトが好きになれなかったので、あまり使いませんでした。
おすすめの問題集1
TAC出版から出ている「合格トレーニング」をメインで使いました。
結局7周しました。
もし、テキストと問題集もあわせて全部で1冊しか買わないとしたら、この本を買います。
おすすめの問題集2
金財の「精選問題解説集」です。
通して2周しました。
また、TAC「合格トレーニング」と被らない問題については印を付けておき、後で復習しました。
おすすめの直前予想模試
予想問題が3回分掲載されています。
勉強方法
まず、TACの「合格トレーニング」を6周します。
1週目は問題の該当箇所を「合格テキスト」で確認するので時間がかかりますが、2周目からは早くなります。
問題集の解説は参考として、「合格テキスト」で確認した内容を記憶するようにします。
それが終わったのは、試験1か月前です。
この時点の実力を確かめるため、直近の2021年5月の本試験を解いてみました。
結果は、基礎編66点 応用編80~90点 合計146~156点(応用編の配点基準が公表されていないので正確な点数が分からない)
ここから、金財の「精選問題解説集」を2周します。
TACの「合格トレーニング」にない問題があるので、そこを重点的に学習します。
TAC直前予想模試を解いてみました。
予想問題1 基礎編74点 応用編90点 合計164点
予想問題2 基礎編74点 応用編80点 合計154点
予想問題3 基礎編82点 応用編81点 合計163点
最後の1週間は、応用編の5分野を1問づつを1セットとして、毎日1セット解くのと併せて、「合格トレーニング」の基礎編を1周しました。
ファイナンシャル・プランニング技能検定の概要
顧客の資産に応じた貯蓄・投資等のプランの立案・相談に必要な技能の程度を検定します。
国家資格です。
2級までは、学科試験と実技試験が同日でしたが、1級からは別日となります。
今回受験したのは、学科試験です。
学科試験の中が、基礎編と応用編に分かれています。
学科試験の概要
試験日時
年に3回、1月、5月、9月に実施されます。
試験会場
各県の主要都市
受験料
学科 8,900円(非課税)
インターネット申し込みの場合は、クレジット払いまたはコンビニ支払いができます。
出題形式
基礎編 マークシートによる四肢択一、50問
応用編 記述式による筆記試験 5題
電卓の持ち込みが可能です。
受験要件
(1)2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
(2)FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者
(3)厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者
私の場合は、2級技能検定に合格した後、1級を受験しました。
「FP業務に関し1年以上の実務経験」については、金融財政事情研究会に電話して、私の会社での経験がそれに該当するか確認しました。
資料請求・受験申込期間
試験の2ヶ月前ぐらいから申し込みができます。
合格発表
1月試験 3月ごろ
5月試験 7月ごろ
9月試験 10月ごろ
合格判定基準
200点満点で120点以上
合格率
2018年1月 14.52%
2018年9月 8.24%
2019年1月 8.45%
2019年5月 11.77%
2019年9月 10.14%
2020年1月 11.81%
2020年9月 15.01%
2021年1月 9.95%
2021年5月 20.05%
2021年9月 13.03%
2022年1月 6.67%
2022年5月 9.39%
2023年9月 12.28%
2023年1月 10.38%
2023年5月 3.51%
2023年9月 13.00%
2021年9月試験で合格
2021年10月25日合格しました。
紹介したテキストと問題集で、合格基準点より10点ちょっと上乗せして合格することができました。
実技試験の選択
学科試験に合格したら、次は実技試験です。
実技試験の実施団体は、「金融財政事情研究会」、「日本FP協会」の2団体になります。
どちらの団体で試験を受けるかによって、試験の形式が変わります。
「金融財政事情研究会」は面接試験、「日本FP協会」は筆記試験です。
私は、筆記試験の方が得意なので、「日本FP協会」で受験する予定です。
まとめ
今回は『FP1級(学科)の独学での勉強方法、おすすめのテキスト、問題集』を紹介してきました。
FP1級(学科)は合格率が低いため、ハードルが高いとは思いますが、FP2級を取ったらできるだけ間隔を置かずに受験してみてください。
結構、勢いも大切ですよね。
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