ふと思い付いてCrystalDiskInfoで内蔵ディスクを調べてみると、Dドライブとして使っているWD20EZRXに「注意」のマークがついていました。
購入してから3年、使用時間は6,000時間程度なので、少し早めの故障です。容量不足や使用年数から、予防的な意味で今まで何回かハードディスクを購入してきましたが、実際に故障したのは初めてです。
今回故障したのは、低温・静音動作、大容量が特徴のGreenシリーズの容量2テラのものです。特に問題は無かったので、同じものを購入してても良かったのですが、いつの間にかGreenシリーズは無くなって、Blueシリーズに統合されていました。ということで、今回購入したのは Western Digital (WD)の「日常的なコンピューティングニーズをかなえる優れたソリューション」BlueシリーズWD20EZRZ(2テラ)です。
クローンを作るときに分かりやすいので、あえてフォーマットはしないでおきます。
データのバックアップ
取り合えず、Dドライブのバックアップをします。これまで、気が向いたときにフリーソフトの「BunBackup」を使ってDドライブをバックアップしてきたので、今回もこのソフトを使って外付けのハードディスクにバックアップを取りました。
状態確認
設定⇒システム⇒ストレージ⇒ボリューム:Dで今回交換するドライブの状態を確認しました。(Windows10の場合)
Dドライブに「シムテムと予約済」が何MBが出来ていました。この状態ではデータ用のDドライブと言えども、普通にエクスプローラでデータを旧HDDから新HDDへコピー&ペーストしただけでは、Windowsが起動できなくなる可能性があります。
WindowsのシステムをインストールするときにDドアイブを接続していると、DドライブにもWidowsの起動に必要な領域が出来てしまうようです。そんなことはした覚えは無いのですが、もしかするとWindows7からWindows10にアップデートするときに出来てしまったのかもしれません。
(注)
もしかすると考えすぎで、データなので単に内容を旧HDDから新HDDで良いのかもしれません。その場合は以下の手順は全く不要です。
Acronis True Image WD Edisionをダウンロード
普通にエクスプローラでデータをコピー&ペーストでは対応できない場合は、クローンを作ることのできるソフトが必要になります。自分のパソコンに1台でもWestern Digital (WD)のHDD(対応品)があれば、無償で「Acronis True Image WD Edision」を使うことができます。
システムのバックアップ
まず保存先をDドライブに作っておきます。Dドライブに例えば「backup」というフォルダを作ります。
一番左にあるツールバーのバックアップアイコンを選びます。左の窓をクリックしてバックアップ対象としてCドライブを選択します。次に右の窓をクリックして保存先を先ほど作った例えばDドライブのbackupフォルダに設定します。そして、右下の「今すぐバックアップ」をクリックするとバックアップが始まります。
データ用HDDのクローンの作成
一番左にあるツールバーのツ-ルアイコンをクリックして、「ディスクのクローン作成」を選びます。「クローンモードは自動を選択し「次へ」をクリックします。ソースディスクの選択の時に、今回購入したHDDがフォーマットされていない場合は選択肢として表示されません。ターゲットディスクの選択で、未初期化となっているのが今回購入したHDDなのでそれを選びます。「実行」をクリックします。移行方法は「現状のまま」を選択します。
「クローンの作成が正常に終了しました。」と表示されれば終了です。
ドライブレターの変更
ドライブレターが変わっていたのでDに変更します。Windowsキー+Xから「ディスクの管理」→変更したいドライブをクリック→「ドライブ文字とパスの変更」→Dを選んで「変更」をクリックします。
レスキューメディアの作成
何らかの理由でWindowsが起動しなくなった時のためにレスキューメディアを作成します。
一番左にあるツールバーのツ-ルアイコンをクリックして、「レスキューメディアビルダ」を選びます。「Acronisブートタブルレスキューメディア」をクリックします。CD-Rを入れたドライブを選択します。「実行」をクリックします。「ブータブルメディアが正常に作成されました」と表示されれば終了です。もしもの時にはこのCDから「Acronis True Image」を起動させてWindosを復旧させるので、大事に保管しておきます。
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